三菱樹脂が中国に植物工場 食の安全性から紐解く誰得銘柄Best3!!
三菱樹脂が中国に植物工場を建設していることがニュースで取り上げられました。すでに幾つか稼働しているようですが、中国での食の安全に対する危機感を背景に人気を集めているようです。このような植物工場人気を背景として、得をする人を考えてみます。
植物工場を建設し、また稼働させるためには、様々な技術を必要とします。実はその特許の多くを有する企業があります。
6702 富士通
植物育成状況の観測と測定における特許とノウハウを持ちます。植物工場運営に関する技術を抑える強みを持ちます。また、ビッグデータ解析技術も育成の効率化に活かしているのが特徴です。
6752 パナソニック
4188 三菱ケミカルホールディングス
植物工場での育成において必要不可欠となる光の照射と制御の特許と技術を有しています。
植物工場を建設する上で、いかにコストをかけないかは課題となります。そこで、工場の跡地などを利用することで参入する企業も幾つかあります。
6502 東芝
生産拠点を海外へ移すと共に、工場跡を改装することで植物工場へ流用しています。クリーンルームファーム横須賀を運営中です。
5411 JFEホールディングス
JFEライフが兵庫県と茨城県において、太陽光利用型の植物工場を稼働させています。
2809 キューピー
複数拠点において、やはり植物工場を稼働中です。
店舗内、あるいは同じ敷地内に植物工場を持つことにより、流通コストを抑えるメリットを持つ飲食店も誕生しています。
2587 サントリー食品インターナショナル
傘下のサントリーホールディングスが有するサブウェイが、店内に植物工場を設備しています。工場を見学しながら食事ができる環境を作り出しているのが特徴です。
4324 電通
子会社の電通ファシリティマネジメントが、ラ・ベファーナ汐留店において店舗併設型の植物工場を稼働させています。
7508 G7ホールディングス
業務スーパーなどをフランチャイズ展開させている会社ですが、野菜工場を併設したレストランを展開しています。
植物工場を建設させることはできても、運営が上手くいかないケースも多くみられます。第1位で挙げた企業が提供するような技術は、植物工場運営においては 不可欠となります。植物工場ビジネスでは先行しているオランダ企業をモデルとしている面もありますが、その動向にも注目されています。さらに特許取得を目 指す企業も要チェックとなります。