画像処理技術の需要拡大から紐解く誰得銘柄

こんばんわ。ＫＥＮです。

原油安の影響から米国株式市場が大幅安。それに伴い今日の日経平均は一時６００円以上安くなる場面もありましたが、ファンダメンタルの良さからか、３００円近く戻したところで引けました（とは言っても１９０００円割れの１８８８３円引け）
どんな状況でも、冷静な状況判断をして利益に繋げていきたいものです。

そんな中で、今日は「画像処理技術の需要拡大から紐解く誰得銘柄」をご紹介したいと思います。
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デンソーが画像処理ソフトを手掛けるモルフォに出資したとのニュースが発表されました。自動車向けの画像認識技術の開発を共同で進めることになります。さらに日産は自動運転技術を搭載した車を2016年には投入しますが、そこにも画像処理技術は活用されています。今後はさらに画像処理に関する技術の向上が求められると予測されます。そのような観点から、注目の銘柄を挙げてみます。

3653 モルフォ

元々はスマートフォン内臓カメラ向けに画像処理ソフトを提供している会社です。デンソーとの共同開発により、人工知能関連技術として注目されているディープラーニングを使用した画像認識技術の開発を進めることになります。

株価の推移
現在は4000円台前半で推移していますが、目標価格は5200円となっています。ただし理論株価は3700円と割高圏にあり、75日移動平均線も下げ基調にあります。ただし、25日移動平均線が上抜きを見せ、75日移動平均線を支持線とする日足がこれを反発して上げるかに注目です。

6723 ルネサスエレクトロニクス

自動運転のリアルタイム画像処理に最適なSRAMを開発しています。

株価の推移
850円をつけた株価は急伸しています。移動平均線もゴールデンクロスを形成し、さらにその上に日足が上放たれた形となります。ほぼ理論株価に近づいていることから、この勢いが続くかに注目です。信用売りが積み重なっていることから、先行きに対する値下がり予測が多いことがわかります。ただし、この売り残の解消買いによる上昇圧力も考えられることになります。

6502 東芝

不適切会計による株価下落が続く東芝ですが、自動車に搭載される画像認識プロセッサには定評があります。自動運転の本格投入後の業績に注目の企業となります。

株価の推移
移動平均線を見ても、下落基調に歯止めがかかる予兆はまだ見られません。ただし、25日移動平均線との乖離率が大きくなると自立反発の動きも見せています。抵抗線となっている25日移動平均線を上抜くかどうかがポイントとなります。信用倍率が増えていることから、ここが割安と見る投資家が多いことがわかります。

自動車の自動運転は、今後の大きな市場拡大が見込める分野です。そのために必要となる画像処理技術は、さらなる需要が見込めると考えられます。その点に注目して、現在技術開発を行う企業も含めて将来性のある銘柄を探してみるのも良いでしょう。株価の動きを見ながら買い進めるのも良いかもしれません。