KENの誰得株ブログ!

株に関するニュースの『誰得』を紐解き、上昇銘柄を狙い打つ!

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『フィンティック』から紐解く誰得銘柄

新年明けましておめでとうございます。

KENです。

大発会から4日続落と散々な様相を見せていますが、そんな中でも強い値動きを見せている個別銘柄も見受けられますので、注目ニュースから誰得銘柄を紐解いていきたいと思います。

金融とITを融合させたフィンティックが脚光を浴びています。ITベンチャー企業が中心となって、決済や送金、融資や資産管理といった金融機関の独壇場であった領域に進出しています。金融庁もこのフィンティックの普及について言及していることから、これから市場規模が拡大することが予測できます。また利用するデータセンタのセキュリティレベルが向上していることも、今後の市場拡大の追い風になると見られています。また、スマートフォンの普及により手軽に利用できる環境が整っていることも、フィンティック普及にはプラスとなっています。そこで、このフィンティックに関連する銘柄を挙げてみます。

第3位【3864】三菱製紙

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バンクガードが開発したインターネットバンキングにおける不正送金を防ぐシステムが注目されています。そこで使用されるスーパー乱数表の製作に関わっています。認証に使う乱数表の数字を絵柄に置き換える特徴を持っています。

 

株価の推移f:id:StockJournal:20160107183709j:plain
現在80円台で推移しています。日経平均との相関関係が高いことから、その乖離率を見て売買できる銘柄です。現在は日経平均に対して高く乖離していることから、調整の下げが予測されます。その後の動きを見て買い進めると良いかもしれません。信用倍率は安定して高く、現在は6倍ほどとなっています。それほど大きな下げも無いものと予測されます。



第2位【9719】SCSK

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メガバンクや保険会社向けに強みを持つITベンチャー企業です。高度な金融システムの構築実績に定評があります。

株価の推移f:id:StockJournal:20160107183711j:plain
綺麗な上昇基調にあります。日足は25日移動平均支持線として手堅く上昇を続けています。理論株価は3637円ですが、現在は4000円台後半と高値圏にあります。信用倍率はそれほど大きく動かない銘柄で、現在は2倍強となっています。まだ下落が意識されていないと判断することができます。

このようにフィンティックに関連するベンチャー企業は多岐にわたることから、市場規模の拡大に伴い多くの企業がその恩恵を受けると考えられます。

第1位【9746】TKC

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クレジットカードや電子マネーを一元管理しているマネーツリーと業務提携しています。マネーツリーには3大メガバンクベンチャーキャピタルも出資しています。

株価の推移f:id:StockJournal:20160107184437j:plain
3717円の理論株価に対して3000円を少し超えるところで推移しているので、現在は割安圏内と言えます。チャートを見ても25日移動平均が75日移動平均を上抜けるゴールデンクロスを形成し、上昇基調に入ったところです。信用取引の買いが売りに対して10倍を超える信用倍率となり、先行きのさらなる値上がりが期待されていることが判ります。