KENの誰得株ブログ!

株に関するニュースの『誰得』を紐解き、上昇銘柄を狙い打つ!

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ゲノム編集から紐解く誰得銘柄!

ゲノム編集が注目を集めています。これはこれまで長い年月をかけて突然起こる遺伝子レベルでの突然変異を、人工的に行える技術です。遺伝子の特定の部分を、正確に切り取ったり入れ替えることによって、短時間でその成果を確認することができる特徴を持ちます。アメリカではすでに遺伝子組み替えに代わる新しい技術として、作物の開発が本格化しています。日本においても収穫量の多い米や養殖しやすいマグロへの品種改良が行われています。あるいは腐らないトマトの開発なども進められています。また、医療分野に活かすことによって、これまでには無かった治療効果を期待されてもいます。このようなゲノム編集に関わる会社をピックアップしてみました。

 


【4974】タカラバイオ
韓国の企業と提携して、ゲノム編集技術に関連する受託サービスを開始しています。米国ブロード研究所よりゲノム編集に関する特許ライセンスも取得しています。

〈株価の動き〉
900円から1000円の間で推移しています。年初からの株式市場の下落に伴い、下げてはいますが底値は堅いようです。理論株価は1054円と、割安圏内にあると見られます。信用倍率は高いものですが、注目すべきは年末よりも信用買い残が増えていることです。この下げの局面に買いポジションが増えていることを表しています。

【2342】トランスジェニック
ゲノム編集技術による遺伝子改変マウスの作製受託サービスを提供しています。熊本大学と共同研究を行っていたヒト化マウスの開発に関しての特許も取得しています。

〈株価の動き〉
600円ほどをつけていますが、理論株価は524円と少し割高となっています。この半年のチャートを見ると、25日移動平均線も75日移動平均線も下げていて、日足も25日移動平均線を抵抗線として下げています。この抵抗線を超えて上昇するかが注目ポイントとなります。

【3777】ジオネクスト
先端医療関連事業を行う子会社の遺伝子治療研究所が、韓国でゲノム編集技術の研究を行うバイオ企業と業務提携しています。血友病Aの遺伝子治療に関しての研究を行っています。
〈株価の動き〉
この1年は下げ続けています。理論株価は102円に対して60円ほどと割安圏内にあります。信用買い残も消化されるように減り続けてきましたが、増加に転じたところです。移動平均線との乖離も大きいので、いつ反転するのかが注目ポイントとなります。

ゲノム編集技術は結果として現れるまでに時間がかかるので、基本は長期投資という形になると思います。株価が安い時が仕入れのタイミングでもあると考えられます。