ドローン活用から紐解く誰得銘柄Best3(part2)
千葉の幕張メッセにおいて、国際放送機器展が開催されました。その中で注目されたのが、空撮ができる小型無人機のドローンです。何かとニュースにも出るドローンですが、その有効活用には多くの企業が注目しています。特にスポーツや災害現場などでの活用が期待されています。そのような中で、どのような人が得するのかを探るのも興味深いものです。
無人機となるドローンであれば、これまでは人が入り込むことができなかった場所へも入り、空撮を行うことが可能となります。それを利用することで多くのメリットを得られる企業を挙げてみます。
「うなぎ味のナマズ」を取り扱う新会社の設立から紐解く誰得銘柄!!
近畿大学農学部水産学科(奈良県奈良市)准教授の有路昌彦が開発した「うなぎ味のナマズ」の産業化を目的に、かねてから生産パートナーである有限会社牧原養鰻(鹿児県東串良町)が新会社「日本なまず生産株式会社」を設立した。
日本なまず生産は、自社でなまず専門生産を行うのと同時に、「うなぎ味のナマズ」の生産技術管理と共有を行うFC(フランチャイズ管理)企業。これによって希望する企業はFC契約の元生産技術を共有できるようになり、FC契約を結んだ企業は、管理の下、他製品と区別する認証マークをつけ、「ナマズ味のナマズ」と「うなぎ味のナマズ」が区別されて市場に供給されることになる。この方法によって技術移転を進め、迅速な市場化を目指すとのことで、FC先企業には専用餌と生産技術、販路を供給する。
来年の土用の丑の日には100トン以上の出荷を目指すとしていることから、今後うなぎ味ナマズが多く市場に出回るようになる事で得をする企業の銘柄をピックアップする。
新会社では「うなぎ味のナマズ」の産業化だけでなく、天然稚魚の漁獲量減少で苦しむ養鰻業者とのFC契約を積極的に行うことで、地方創生にも大きく貢献することを目標としている。日本産マナマズは種苗生産技術が確立されているため完全養殖が可能で、うなぎのような資源的問題がないからこそこれからはナマズの需要が急増しナマズ養殖が盛んになるだろう。
ペット保険の市場拡大から紐解く誰得銘柄Best3!!
ペット保険の市場が拡大しているとのニュースが報じられました。取り扱っている損保会社は4社、少額短期保険会社は10社とのことです。加入数は右肩上がりで増えてはいるものの、犬猫の飼育数と比べてみると、加入率はまだ4~5%です。まだまだこれからの需要は見込めるようですが、それに伴って得する人は誰なのか、推測していきたいと思います。
ペット保険の普及によって、医療行為を受けることにより犬猫の高齢化は明らかです。それに伴って高齢の犬猫に適するペットフードも求められると考えられます。その点においてアドバンテージを持つ会社を挙げてみます。
TEAPの大学入試採用から紐解く誰得銘柄Best3!!
2014年から始まったTEAPを入試で採用する大学が増えています。これまでのリーディング偏重であった英会話能力を、聞く・話す・読む・書くの4つの技能を重視するものに移行する動きとなっています。このニュースから、今後得をする人は誰なのを考察してみます。
より高い英語力を求めるために、英会話教室への需要が高まることは明確です。そこで英会話学習に強みを持つ会社を挙げてみます。
続きを読む国産初のジェット旅客機MRJの初飛行から紐解く誰得銘柄Best3!!
ついに国産初のジェット旅客機、MRJ(三菱リージョナルジェット)が11月11日、初飛行した。日本独自で旅客機を開発するのは「YS11」以来約50年ぶりであり、政府が約1500億円の開発費の3分の1弱を補助する国家プロジェクトでもある。
MRJは座席数が100席以下の小型ジェット機であり、現在、世界の航空機市場は大型旅客機よりもリージョナルジェットと呼ばれる地域内路線を支える飛行機に需要が集まっている。さらに、燃料費の高騰によって低燃費は飛行機に強く求められる性能となった。当然CO2排出や環境問題への配慮も欠かせなくなってきており、これらの分野において先行している日本の技術が、MRJには多く採り入れられている。
コスト削減と環境性能。これからの飛行機に求められる新しい価値観をMRJはいち早く形にしていることが、注目を集める理由だ。
すでにANA、JALをはじめ、スカイウエスタン航空、トランスステイツ航空など世界各国の航空会社から注文が来ており、現在まで確定受注223機、オプション受注184機 計407機となっている。
現状の航空機シェアはボーイング、エアバス、ボンバルディア、エンブラエルが市場の大部分を占めているが、今後このMRJが航空機市場に大きな切り込みを入れる可能性も十二分にあるだろう。
飛行機は自動車よりも単価が高く、さらに使用されている部品の数は数倍に及ぶ。自動車産業だけでも多くの部品メーカーなどが繁栄するのだから、飛行機ともなるとその規模は数倍に上る。このように航空産業は自動車産業と比較して、経済に対する効果が計り知れないため、各国は飛行機の国産に大きな魅力を感じているのである。
ではMRJの開発、普及によって得する銘柄を考察してみよう。